注文住宅で家を建てるなら長期優良住宅を

2020年11月6日 投稿者: F
家は大きな買い物です。それだけに、自分達の希望に出来るだけ沿ったものを購入したいものですね。建売住宅は、誰にでも使いやすい造りになっていますが、「ここがちょっと・・・」という物件が多いものです。

そんな場合は、注文住宅で建築するのが一番です。
現在では、注文住宅と言っても高額でもなく、間取りだけは自由で、後の資材等は建て主の資金次第で建築会社が、カタログの中から選んでもらう形になっています。耐震面は、国で基準が決められており、それに違反するような物件は許可が下りないので安心です。

また、木造の家の場合、耐用年数は20~30年位で、住宅ローンを返済し終わった辺りで、建て替えなくてはならない、という面もあります。そういった資金面を考え家の劣化防止、バリアフリー、省エネに優れた家は、「長期優良住宅」として認定されます。長期優良住宅に認定されれば、一般住宅より住宅ローンの金利が低く借りられたり、所得税の住宅ローン控除も優遇され、地震保険料も一般住宅が耐震等級が3なのに対し、耐震等級2が適用されます。

いろいろな税制面での優遇が受けられるのが最大のメリットでしょう。また、長期優良住宅の認定基準を挙げますと、
1.劣化対策:少なくとも100年位継続して住めること 
2.耐震性:震度6以上の地震でも住民の安全が確保出来る 
3.省エネ:気密性・断熱性に優れて環境に配慮している 
4.管理面:メンテナンスが簡単に行える 
5.可変性:間取りの変更が可能なこと 
6.バリアフリー性:段差がないこと。将来バリアフリーに改修出来るか 
7.維持保全計画:将来を見据えて、点検・補修について計画されていること、となります。

これらを満たした住宅が長期優良住宅として認定されます。長く住め、税金面やローンの面でも特例を受けられるので、安心で資金面にも助かる制度です。また、中古住宅として売却する時も、長期優良住宅はその分を考慮した価格で売却出来ます。

ただ、耐震面や省エネ性を高める為に、建築代は一般住宅よりお高くなります。また、10年毎の点検、それに依る修理があった場合は、きちんと記録を残さなければならないといった面倒な面もあることは覚えておいて下さい。